脳はバカ、腸はかしこい

ブックオフをブラブラしていたら、

こんな本がありました。

「脳はバカ、腸はかしこい」

藤田紘一郎 三五館

患者さんがお腹の症状を訴えることはすごく多いです。

タイトルのおもしろさもあって購入しました。

藤田紘一郎博士、ご専門は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学です。

ものすごく知識がある上に、

視点と考察がすごくおもしろいんですね。

こういう人を頭がいいっていうんだと思います。

「腸内細菌が”幸せ物質”を脳に運ぶ」

「そのイライラ、原因は腸内細菌不足かも!?」

「不安や緊張が腸内細菌のバランスを乱す」

「免疫システムを担う腸が、人類を守るために”うつ”を誘導した」

そうだったのか!

だからお腹が痛いのか。

腸は恐ろしく素直みたいです。

しみじみ思うのですが、頭はだませても身体はだませません。

ここぞというときに限って動けなくなったりね。

本当は逃げた方がよいのでしょうね。

そうする勇気も力もない自分なのですが。

「日本ではうつ病などの心の病気も増えてきています。なぜうつ病が増えてきたかを脳の機能からだけで解明しようとしたり、脳の特定部分に作用する薬を開発したりしていますが、私は腸内細菌を含めた身体全体の問題として原因解明に当たるべきだと思っています」

学術的な話もすごくおもしろいのですが、

とにかく博士ご自身がおもしろい。

おもしろいおもしろいの連発ですが、本当におもしろいのです。

藤田博士は他にも多数著作があります。

自分は博士の自伝「バカな研究を嗤うな」が特におもしろかったです。

お腹痛くなる方にならない方にもお薦めです。