一人ではできない

先日古い家の軒の柱を取り換える作業をしました。

もうボロボロで、どうしたものかと、知り合いの建具屋さんにボヤいたら、取り換えを手伝ってくれるとのこと。

建具屋さんの気が変わらないうちにと、早速手を付け始めました。

自分は昔から建具屋さんとか大工さんとか家具職人さんとか、職人さんに憧れがあって、あわよくばその世界に参加したいと思っていたのですがね。

いざ手伝ってみたら、びっくりするぐらい「使えん奴」だったんですわ。

言葉もわからん、手順もわからん、動作も鈍いで、建具屋さんも爆発寸前。

「ウマ持ってこい」っていわれたって、うちにはイヌしかおらんがな。

当然「この馬鹿野郎が!」「本当に使えん!」とか散々言われるわけですがね。

まあ、自分も海千山千の年季の入った年配女性なので、「そんなこといってもわからんもんはわからんし、出来んもんは出来ん」「そもそも教えてくれんと、わかるわけないがな」と、ふてぶてしく思うにとどまらず、面と向かって建具屋さんにもいうわけですよ。

「かあああああっ」とか叫ばれても、カエルの面に小便ですわ。

それでも多少申し訳なく思って「弁当でも買うてきましょうか」とかいってみたら、「馬鹿野郎、一人じゃできんだろうが!」だって。

こんな自分でもおらんと仕事にならんのやて。わはははは。

そうなんですよ、皆さん。

そういうものなんですよ。

よっしゃよっしゃ、お手伝いしますよ、お師匠さま。

たまには「ありがとう」とかもいってくれると、なお好しですわ。

自分はちゃんというてますやん。

「ありがとうございます、お師匠さま。本当は建具屋さんなのに大工仕事させてごめん。大好きだから」

別件で、自分も何かお役に立てることあったら頑張りますわ。

だから嫌わんといてな。