臨時休診・初診・再診

* 当院は2025年10月末をもって閉院します。

* マイナ保険証の処理が円滑にできないため、当面の間は保険証もしくは資格確認書のみの受付です。

* クレジットカード、電子マネーは使えません。

臨時休診

* 臨時休診が事前のお知らせなしに入ることがあります。

* 大雨等の際、急に休診になるかもしれません。電話に出ない場合は休診と思ってください。お知らせも書けないこともありそうです。

初診について

現在受付けておりません

先日ANKER製品の発火リコール教えて下さった方、ありがとうございます!どなたなのか気になってしかたないです!

今まで通院して下さった方々へ(その1)

通院するのって大変だと思います。

行くと決めるのも大変だし、決めたら決めたで、ちゃんとたどり着けるだろうかとか、遅れちゃいけないとか、うっすら心配になります。

他にも、大丈夫かな、よくなるのかな、どうなるのかな、なんなのかな、とか、不摂生がばれないかとか、先生にどういったらいいのかなとか、訊きたいこと訊いていいのかなとか、いろいろな雑念が泡のように沸き立ってきて、何かと重い気持ちになりがちなのです。皆さんはどうだったのでしょうか。

待つというのも結構な負担だったと思います。

日々の生活をこなし、疲れている中、なんとか時間をとって来たのに、長時間待たされるのはとても辛かったと思います。大きな病院ならいざ知らず、こんな小さな診療所で、待ち時間が長いって、ちょっとあれなんではないかと、職員共々大変申し訳なく思っておりました。(唯一の救いは待合室のソファーの座り心地が良いことでした。うちのソファーは結構評判良かったです)

だったらなんとかしてよと思われる方もおられるかと思います。それが出来ませんでした、自分の前のめりになりがちな姿勢を変えることが出来ませんでした。そして、そんな自分を優しく受け止めて下さった方々も確かにいらっしゃったという手応えを、はっきりと感じております。自分はそんな方たちと関わってゆきたかった。

時々「先生、今日はお店、お客さんが少ないね」とお声掛け頂きましたが、これはなんというか、医療機関ではあまり聞かれない表現だと思うのです。しかしここでは実にしっくりと来ました。さすが皆さん、わかってらっしゃるなあと思ったものです。

こんな「お店」がここまでやってこられたのは、育てて下さった「お客様」のお蔭でございます。本当にありがとうございました。

自分で決めたこととはいえ、いよいよ閉院するのかと、もう皆さんとお会いすることもなくなるのかと思うと、とても寂しいです。自分でもびっくりするぐらい寂しくなって来ました。「これで終わりかと思うと寂しいです」とおっしゃって下さった方々、自分も同じ気持ちでいっぱいです。優しい言葉が身に染みて痛いです。本当に本当にありがたいことでございました。

今まで通院して下さった方々へ(その2)

漠然といつかは来るなと思っていた2025年の10月がとうとうやって来ました。「いやいや、本当に来ちゃったよ、どうするよ」というのが、今の正直な気持ちです。

10月も後半に入り、長年通って下さった皆さんの優しいお言葉や、ありがたいお言葉、寂しくなるというお言葉に、気持ちは乱れに乱れ、「なんで自分は辞めるって決めたんだろう」とか思ったりと、もうめちゃくちゃです。

閉院すると決めたのは自分です。決めるといっても、ビシッと決めたというより、「閉院するんだな。そうなんだ・・・」というような、景色が流れていくのを見るような感覚でした。そして春過ぎからは、皆さんにもお知らせして、少しずつ閉院に向けて動き始めたのですが、閉院準備するのと、本当に閉めるのでは大違いでした。

夏過ぎ頃までは、「まだ10月もあるから。まだお会いできるから」との気持ちで、閉院する「予定」があるだけで、まだまだ実感乏しかったのです。今は「痛い」といっていいほどです。既に大勢の方が去られました。新しい通院先の診療所からその旨のお返事を頂くと、ほっとするのと同時に「ああ、行かれてしまった、もうお会いすることもないのだ」という現実を目の当たりにするのです。これは想像以上に堪えました。

自分はあまり皆さんのことを「患者さん」とは捉えておりませんでした。「縁あったつらい方」というか、場合によっては「泣いてるうちの子」のような感覚を一方的に持っておりました。皆さんが「うちの子」なら、自分は「お母さん」。つまり「ママ」。うちの職員は「ちいママ」。ああ、ここはスナックだったのです。「最近どう?この前のあれ、どうなったの?一人で悩んじゃ駄目よ。大丈夫、きっとなんとかなるから」・・・。自分はスナックに行ったことはありませんので、勝手なイメージです。しかし一度行ってみた方がいいのかもしれません。

「本当に辞めちゃうの?」といわれると、心が揺れます。今になって自分が手放そうとしているものの素晴らしさとありがたさを実感しています。辞めると決めなければ、恐らく自分には本当の価値がわからなかったものばかりです、日が暮れて朝のように元気に振舞えない自分に、やはり辞め時だなと思いつつも、この場所と人に後ろ髪引かれます。あまりにも当たり前すぎた幸せの素晴らしさを知るのが、失う時だなんて、自分のバカさ加減に呆れるやら悲しいやら。どうか皆さんはお気を付け下さい。